ツィクスト / TwixT

レビューMizuki

Review of:

Reviewed by:
Rating:
4
On 2021年3月23日
Last modified:2021年4月8日

Summary:

たった1つのミスで戦況がひっくりかえる……そんなヒリヒリ・ドキドキ・ワクワクする体験に興味はありませんか?
今回はそんな「ヒリヒリ」な体験ができる、ボードゲームを紹介していきます

概要

デザイナーアレックス・ランドルフ(Alex Randolph)
プレイ人数2人
プレイ時間30~40分
対象年齢10歳

ゲームデザイナーはシンプルで奥が深いゲーム性でおなじみのアレックス・ランドルフ氏。


似てるゲームとしてステフェン・グレン氏のLUMISがあります。

どんなゲーム?

黒か白の「柱」を設置して自分の色の「橋」を端から端まで繋げきったほうが勝ちという、シンプル簡単なルール。

自分の手番ですることは、「柱」を1本配置することだけです。超シンプル。

ゲーム開始時に白か黒かを選び、先攻後攻を決め、お互いに手番が来たら「柱」を1本設置するのを決着がつくまで繰り返します。

「柱」は既に配置されている場所を除いて、好きな場所に配置できます。

自色の2つの「柱」を将棋で言う桂馬の位置に配置すると、「橋」を架けることができます。

すでに架かっている相手の「橋」をまたいで「橋」を架けることはできません。早い者勝ちです。(ただ自色の橋なら一旦外して別の場所に再配置……というのもありです)
この「橋を架ける」行動は手番に含まれず、位置の条件を満たしたタイミングで好きに設置することができます。ただ再配置も含めて自分の手番内で行ってください。

既に相手の橋がつながってたら通れなくなる

先に自分の色の陣地から対岸まで「橋」を架けたプレイヤーの勝利となります。

これだけのルールでどこが奥深く、ヒリヒリするのか……?

奥が深い「戦術」

このゲームでは勝つために「戦術」が大事で色んな種類があります。

基本戦術の1つをあげると、例えばこの配置。

この配置をしておくと、相手が横切ろうと侵入してこようとすれば、真ん中1つに置くだけで2つの「橋」を繋げられるので、相手の侵入を止めることができます。つまり好きなタイミングで閉じれる壁となるのです。

どちらかに置くだけで一気につながる

ここでは紹介しきれませんが、このような何種もの基本戦術を応用していくのが勝利へのカギです。だんだん基本戦術が分かってくるのはワクワクするし、応用も上手くなって勝ちやすくなれます。プレイするたびにレベルアップしていくのが体感できて面白い。

絶対これ勝てないわ……と思うじゃん?

プレイ感としてはランダム要素一切なしで、かなりガチゲーな部類に入ると思います。将棋とかみたいにプレイヤーの実力がゲームにそのまま反映されるタイプのゲーム。
ただ、このゲームの面白いところは「実力」だけではありません。

それは「うっかり」です。相手のミスにつけこむ所も面白いポイント。

「え?なんで???」

これまで散々戦術とか戦略とか実力とか言ってたのに何故?
……と思うかもしれませんが、本当に相手のミスにつけこむゲームです。少なくともそこまで上手くない自分はそう思います。

この時点では順調だった(黒)

自分のルートは全然つながらないし、相手の進行も止められない。絶対これ勝てないわ……って思ってたら相手の1つのミスで逆転する。そんなゲームです。逆もまた然り。一瞬たりとも気が抜けないドキドキが逆転したときの楽しさにつながります。

相手がミス全くしなかったら勝てないんじゃ……と思いますが、相手がプロとかじゃない限りは絶対ミスすると思う。勝ってる立場ほど先は読めないし、ミスをしないように「これで本当に大丈夫なのか……?」と疑心暗鬼になりがち。
その瞬間にとてもヒリヒリした緊張感を味わえて、とても楽しいです。
まあそれでもミスする時はするんだけどね。

絶対勝てそうにないときも、諦めずに諦めずに諦めずに、相手のうっかりをすかさずチャンスに変える……そこが面白いポイント。

順調につながってたルートが次の瞬間ダメになるなんて日常茶飯事

たぶん目先のことばっかり考えるからうっかりするんだよね……
上達には大局を読む力、戦術以上の戦略も必要で本当に奥が深いゲーム。
このゲームがもともと丸と線をつなげるだけのゲームだったということを考えると、ここまで奥深く・熱狂させてくれるなんて……すごすぎる。
シンプルでガチを求めてる人にとてもおすすめなゲームです。

まとめ

  • 少しずつ戦術を覚えたり応用して上達できるのが面白い
  • 一瞬たりとも気が抜けない緊張感と逆転したときの爽快感がたまらない
  • 「シンプル」で「ガチ」なゲームを求めている人におすすめ


4

    One Comment on “ツィクスト / TwixT”

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