オブスクリオ/OBSCURIO

レビューゆずり亜衣


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Rating:
4
On 2019年11月8日
Last modified:2020年5月29日

Summary:

https://www.suruga-ya.jp/pics/boxart_m/607543883m.jpg

 連想×協力×正体隠匿 

概要

人数:2~8人
時間:45分
年齢:10歳以上
デザイン:ラテリエール
製作:Libellud

魔法の書を手がかりに迷宮図書館から脱出せよ!

放棄された図書館。そこには魔法の品物や強力なアーティファクトがあふれていた。それらを求め図書館に侵入した魔法使いたち。そして手にした貴重な魔法の書。図書館に潜む邪悪な魔術師が秘宝を取り戻すため、魔法使いたちの帰路を阻む。魔法の書は外に出るための経路を示してくれている、仲間と協力しながらページを正しく読み解き脱出を目指す。
しかし、仲間の魔法使いの一人は魔術師の呪文の支配下にいた…

連想と協力

プレイヤーの一人は魔法の書(グリモアール)になり魔法使い(ウィザード)が脱出できるようにヒントを出します。

『ディクシット』『ミステリウム』のような一枚の絵の中に様々な要素が含まれるイラストが描かれた円形のカードがあります。これが幻影カードです。

イラストは一枚一枚が面白くて、このカードを見てるだけで充分楽しい気持ちになれる。美術とか好きな人は、きっとわかってくれるはず。

魔法の書は、幻影カードを一枚引き「脱出路カード」が決まります。6枚のカードの中から魔法使いたちはこの脱出路カードを当てなければいけません。

次に、もう2枚引き書台に入れます。

ヒントとなるページ、デザインが素敵!

魔法の書は、胡蝶マーカーを使って具体的な手掛かりを示すことができます。

魔法の書は「女性」と「目」を伝えたいのかな?それとも「髪」と「黄色」?

個人的には、この胡蝶マーカーの効果がとてもいいと思いました。同じように味方にイラストのカードでヒントをだす『ミステリウム』より、より相手に伝えやすくなった気がします。
ただ、ページに置く2枚のカードは完全にランダムなので、わかりやすいヒントをだしてくれていた魔法の書がカードの巡り合わせによっては、急に鬼畜設定に変わってしまうこともあります。

ページを手掛かりに、一人でも脱出路カードを当てることができればその扉を突破し次の部屋に進むことが出来ます。しかし、外した人数分、結束トークンが減ります。結束トークンが失くなってしまうとゲーム終了。
魔法使いの敗北です。結束トークンが失くなる前に6つ全ての扉の突破することができれば魔法使いの勝利です!(結束トークンの数はプレイ人数や難易度設定によって変わります。)

また、毎ターン罠が発動します。

罠トークン。袋からランダムに選ばれます。

罠の数は一つ前のターンで使った時間で決まります。議論を長々してしまうと次のターンで大量の罠が発動してしまうことも!罠も軽めのものから、それはやめてー!というものといろいろあり、ランダムで選ばれます。
罠には例えばイラストが見づらくなるものも…

一つならなんとかなりそうですが、罠が複数発動すると…

 

え…?イラスト見えないんだけど…。

このように、もはや何のイラストかもわからなくなってしまうことも!

でもね、プレイを重ねるうちにちょっと難易度が上がるくらいの罠が楽しくなってきたりします。

正体隠匿

このゲームには、さらに正体隠匿の要素があります。魔法使いの中に魔術師の呪文に侵されている裏切者(トレイター)が一人いるのです!
ちなみに、2~3人ゲームでは裏切者はいなくなります。
裏切者は魔法の書と魔法使いと敵対し、彼らの敗北が勝利となります。彼らの敗北とは、つまり結束トークンを消失させること。

裏切者は、魔法の書のページで手掛かりを得た後に、8枚の幻影カードの中から最大で2枚まで脱出路カードと間違えそうなカードを選ぶことができるのです!

カードホルダー

ミスリードさせることができそうなカードを追加し、そして確実に脱出路カードでないカードを知っている状態を作るができます。
さらに、罠によっては追加できるカード枚数が増えたり、裏切者が脱出路カードを見ることができたりすることもあります!

しかし裏切者にも、もちろんリスクがあります。正体隠匿。そう裏切者とバレてはいけないのです。
結束トークンの残りがある一定数になると(闇のエリアのみになると)、「裏切者の告発」フェイズに移行します。

右側が闇のエリア。結束トークンの数はプレイ人数によって変わります。

裏切者はそこで告発されると、それ以降のターンで議論や扉の投票に参加できなくなるのです。
しかし、ここでも結束トークンを減らすことができます。裏切者でない人物を告発すると結束トークンが減ります。
そして、告発は裏切者を見つけるまで続きます
そう、このフェイズは裏切者を見つけてゲームを続行するか、結束トークンが失くなり魔法使いの敗北でゲームが終了するまで続くのです。

裏切者は告発されても敗北ではありません。その後のターンで結束トークンが0になり魔法使いたちが敗北し勝利する可能性も十分にあるからです。

何度がプレイしたのですが、私はまだ一度も裏切者を引いていない!一度裏切者もやってみたいけど、こればっかりはやりたくてできるわけじゃないので、何度もプレイしてみたいと思います!
ちなみに裏切者を何回がやった人の感想で、4人プレイの時、裏切者が透けやすくて辛かったというのを聞いたので人数は多いほうが正体隠匿ゲームとしては楽しいのかも。

まとめ

協力、連想そして正体隠匿と盛りだくさんの内容なのに、重たくなく遊びやすい。魔法の書はGM(ゲームマスター)のような役割でもあるが、難しすぎないので初プレイの方でもできるの点が良い。プレイ時間も長くないため、役割を変えてもう一回!と気軽にできるのも良いと思う。

そして、とにかくデザインがとっても素敵!

キャラクターカードとチップ。

キャラクターのイラストもカッコイイんです!ゲームボードも美しいし、何もかもがおしゃれで自分好みの作品。

一つ難点をあげるとすれば、カードホルダーにカードを入れるのが少し入れづらかった点です、私が不器用なだけかもしれないですが…。カードの入れ替えの時に間取ってしまうのがもどかしかった。コツがあったら知りたい!

 

オブスクリオ

4

2 Comments on “オブスクリオ/OBSCURIO”

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