ゴーゴーエスキモー / Go Go Eskimo

レビューKei

デザイナー Reiner Knizia
プレイ人数 2-6
プレイ時間 40分~
対象年齢 7+

どんなゲーム?

デザイナーはあえて説明するまでも無い多作、絶妙な数値バランス調整のクニツィア博士。
プレイヤーに自駒と言う概念がなく、共通の駒を操作して自分の手番の時に獲得したチップが点数となる。
ルールの根幹はクアンダリーやリメイクのボツワナにも似てるが、得点方法に変更が入った事で遊び口が全く別物になっている。
手番に行うのはカードをプレイして書かれている数字の歩数駒を動かすだけ、ととてもシンプル。コンポーネントもかわいらしく子供でも十分遊べ、本気で考えればそれなりのゲーマーズゲームに変貌する。

シンプルなルール

カードは6色の色と1~3の数字のみ。 1のカードにはシロクママークのついているものもある6色の色の1~3の数字が書かれた手札をプレイするだけ。この時同じ色と数字のカードは一度にまとめてプレイすることもできる。
プレイしたら同じ色のエスキモーをプレイした数字の数だけすすめる。

シロクマのマークが書かれたカードをプレイした場合シロクマをいずれかのエスキモーの道中に移動させる。
シロクマが見張っているエスキモーは再度シロクマのかかれたカードをプレイするまで移動不可となるささやかなインタラクションがある。

全プレイヤー共通のエスキモー駒を進めて道中の魚を獲得していく

エスキモーをすすめて所定の場所にランダムに配置された魚チップを獲得する事で得点とする。
エスキモーのうちいずれかが中央のたき火にたどり着いたらラウンド終了となる。
これを3ラウンド繰り返すだけと言う非常にシンプルなルール。

いずれかのエスキモーが中央のたき火にたどり着いたらラウンド終了

流石のクニツィア博士、非常に悩ましい

ラウンド毎に得点計算を行うのだが、この得点計算で多様なゲーム性を生み出している。
魚には3色あり、市場に売り払って得点にできるのは1色のみ。
色数を絞って揃えないと高得点は望めないが狙っている色がわかりやすければ他のプレイヤーに妨害を受ける、かといって多色を集めればやはり得点はのびず・・・

さらに悩ましいのは魚を市場に売るには入札表が必要となり、これは3色各1枚ずつしか配布されない。

1度しか使えない入札表、3ラウンドで3枚なので各色1度しか出荷できない

3ラウンド通して各色1度しか出荷できないため、ゲーム全体で他プレイヤーとのバッティングを最小限にするように考えながら、しかも自分の狙いはわかりにくく立ち回る必要がある。
ゆるーくカードをプレイして魚を集めると言う遊び方もできるのだが、このあたりを戦略的に考え出すと突然ゲーマーズゲームに変貌する。

シンプル簡単、それでいて駆け引きもある懐の深さ

かわいらしいコンポーネントと簡単なルールで子供も楽しく遊べ、それでいて大人が真剣に考えてうんうん唸る事もできるクニツィア博士の良いところが凝縮されたようなゲーム。

エスキモーを模したミープルとシロクマがとてもかわいらしい

多作な事もあり数々の良作をリリースしてきたクニツィア博士の中でも間口の広さ、少ないルール量での悩ましさ、遊びやすいプレイ時間、全てが非常に優れている作品なので機会があれば是非プレイしてみて頂きたい。

Kei

Kei

できるだけ感覚そのままより言語化、体系化して伝えるレビューを心がけてます。

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