チケットトゥライド

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5
On 2018年11月9日
Last modified:2020年1月1日

Summary:

東西南北を駆け巡る列車の旅

2004年のドイツ年間ゲーム大賞 (Spiel des Jahres) で大賞を受賞した作品。
鉄道路線が描かれたボードに列車駒を乗せて線路を引くゲームとなっている。

コンポーネントの種類が少なく、初めてプレイする人にも分かりやすい。
プレイヤーが使用するのは、列車駒、列車カード、目的地カードの3つ。

列車カード(左)と目的地カード(右)

列車カード:色が存在し、盤面上の線路の色に該当した列車カードを指定枚数出すことで線路を敷設できる、その場合手持ちの列車駒を線路の上に配置し得点を得る。

目的理カード:2つの都市名と得点が記載されており、その都市間を線路でつなぐことができればカードに記載されている得点がゲーム終了時に獲得できる。
ただし、達成できなかった場合は、その得点がそのままマイナス点となってしまう諸刃の剣だ。

他プレイヤーに知られることが無い運要素

列車カードと目的地カードの獲得時にのみ運要素が絡む。
列車カードを公開カードから獲得した場合は、他プレイヤーに何色を集めているか情報を渡してしまうことになるが、山札から獲得した場合は他プレイヤーからは何色のカードを手に入れたかわからない、ただし何色が手に入るかは運となる。
また、目的地カードも何を引いたかは他プレイヤーには分からない、しかし既設の線路では達成が困難な目的地カードを引いてしまうこともある。
目的地カードは高得点を得るためには避けては通れない要素であるが、その後の線路の轢き方でカバーもできなくは無い。
程よく運に振りまわされながらも、得点が伸びるようにはまった瞬間に爽快感を感じられるだろう。

取り合いによるジレンマ

列車駒を線路に配置していく。熾烈な線路の取り合いの始まり。

目的地カードを達成するために、要所となる線路は誰よりも早く確保したい。
そのために列車カードと線路の2つの取り合いが生じる。

特に要所となるのは、復路のない短い単線だ。
他人に取られた場合、目的地カード達成のために回り道を余儀なくされ、今まで敷いた線が活かせなくなるケースが発生する。
どこまで列車カードを貯め込んでいつ線路を取りに行くか?
盤面を読みながら 効率よく線路を獲得していく必要がある。

と言っても殴り合いやを行うわけではなく終始楽しくほのぼのと遊べる内容のため、ゲーマーよりはパーティ寄りの万人受けするタイプのゲームであると思われる。
筆者の大のお気に入りゲームである。

見た目も重要、種類も豊富

多くの種類が出ている当シリーズ、簡単に違いをおさらいしておく。

・チケットトゥライド/チケットトゥライドアメリカ
基本セット、大会などで使用される事が多い。

・チケットトゥライド:ヨーロッパ
舞台をヨーロッパに移し基本ルールはそのままにトンネルとフェリー、駅舎の3つのルールが加わった。

・チケットトゥライド:メルクリン
舞台をドイツに移し基本ルールはそのままに乗客ルールが加わった。
このセットの特徴は模型メーカーのメルクリン社とのタイアップにより、列車カードに描かれている列車が1枚1枚異なる点も挙げられる、描かれている列車を見て楽しんで欲しい。

・チケットトゥライド:北欧の国々
北欧を舞台にした2~3人用セット、ヨーロッパ版から駅舎ルールが除かれた。
列車カードは雪が積もったデザインなど、いちいちカワイイ。
人数が少ない時など是非プレイしてみて欲しい。

・チケットトゥライド10周年記念版
アメリカとその専用拡張の”USA1910″のカードが収録され、コンポーネントが豪華になったアメリカ完全版といっても良い逸品。

上記の他にも、マップコレクションなど色々発売されている。
いずれもルールが簡単に覚えられて、ライトゲーマーでもヘビーゲーマーでも楽しめる受け幅の広いゲームとなっている。

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